ハワイに行くと、あちらこちらで販売しているウクレレ。このウクレレ、ハワイが発祥ではなくポルトガルが発祥なのです。
日系人と同じくサトウキビ畑で働くためにやってきたポルトガル人移民がハワイにのちのウクレレとなる”ブラギーニャ”と呼ばれる楽器を持ちこんだのです。このブラギーニャに改良に改良を重ねコアウッドなどで作られたのが現代のウクレレなのです。
ウクレレ(Ukulele)と言うハワイ語は「跳ねる」「ノミ」、Uku=ノミ Lele=跳ねるを意味しています。ウクレレをハワイに持ち込んだポルトガル人の指の動きが跳ねるような動きからウクレレと名づけられました。
他にも諸説あり、Uku=贈り物 Lele=やってくる、で「ここへ来た贈り物」だったり、、
意外とウクレレは弾けるようになるのも簡単で、比較的小さく持ち運びも便利だった為、瞬く間にハワイアンにとって自分達の楽器となっていったのです。
ウクレレを1つ作り上げるのに何時間もかかる本当に骨の折れるような作業であり、当時も現在も価格は1か月分の給料に相当する額のする高価な楽器です。
ハワイでは古来より神が宿る神聖な木とされ特別に扱われてきたコアウッドが材料として使われます。
町のお土産屋さんに売っている安価なウクレレは殆んどが中国産です。Made in Chinaのステッカーが貼ってあるから探してみて。しっかりと造りの本格的なウクレレを購入するならカマカなどの老舗が無難です。ウクレレ職人が細部にいたるまで念入りに魂を込めて作っているので音と品質が違います。
ハワイの歴史、文化を語る上でかかせないウクレレ、ハワイが起源だと思っている人も多いはず!