ハワイ諸島に誰が最初に住み着いた?
紀元前のポリネシアのハワイへの移住は歴史の中で最も注目すべき偉業。
ポリネシア人による外洋航海技術が並はずれたものであったのは言うまでもありまん。
コンパスも六分儀も持たずポリネシア人は星と海流を航海のガイドとして太平洋を航海していたのです。水平線を16分割して太陽が昇る地点、沈む地点を方位の起点として大海原を航海していたのです。
航海に使うカヌーはサンゴや動物の骨が使われ、ひび割れは継ぎ目にはココナッツの繊維を使い敷き詰め、木からとれた樹液でしっかり塞ぐ。まるで現在のサーフボードのリペアやFRPの船体補修の様な事が紀元前に行なわれていた。
ポリネシアンカヌーの特徴ななんといってもアウトリガー。安定感を増す為にカヌーの横に舷外浮材が付けられていて速いスピードがでます。(ワイキキビーチでもこのミニ版、アウトリガーカヌーを利用しての波乗りが体験できます)風が無い時はカヌーを漕ぎ、風がある時は葉を編み込んだ帆を張って操船技術を日々学習していたようです。
マルキーズ諸島からハワイへ
ハワイに最初に住み着いたのはマルキーズ諸島からきたポリネシア人と学者の間では言われています。
マルキーズ諸島にある石造とハワイ諸島のネッカー島(北西ハワイ諸島の島)の石造が限りなく類似しているからです。
マルキーズ諸島からハワイ諸島へは太平洋の海上にいる鳥たちもヒントに。
この鳥たちが朝、島の方面から旅だち、夜に陸地へ戻っていく行動に注目。海の魚を餌としている島の群れの後を追って太平洋の島国を探し当てたと言われています。